日本ではバイキング、デンマークではカルトボー、ロシアではザクスキ、
フランスではオルドーブレと呼ばれますが、スウェーデンでは
スモルゴスブードと呼ばれます。
構成からいっても、料理の数からいっても、他の国とは比較に
ならないほど規模が大きいのが特徴です。
由来は、食前に各種焼酎と塩ニシンや塩サケなどのおつまみを、
別テーブルにもうけた18世紀のブレンビンブードつまり焼酎テーブルに
あります。
つまみは大変人気があって、それから種類がどんどん増えていったのが
はじまりだそうです。
19世紀に入りあたたかい料理も並べられるようになり、料理の数も増え、
スモルゴスブードとして発展。とはいえ、いぜん食事のオードブルでした。
ところが、今日では習慣が変わり、スモルゴスブード自体が食事となって
います。
スモルゴスはバターをぬったパン、あるいはそれにチーズなどを
のせたサンドイッチのことで、ブードはテーブルの意味。
スモルゴスブードを食するには、順序に従って食べること、皿を新しくする
ことも忘れるな、との忠告があるそうです。
そして飲み物はビールと焼酎とに決まっているとのことです。
<順序の例>
一回目…各種ニシン料理(燻製マリネ、油漬け、辛子漬け、酢漬け、
キャビア味、香辛料漬け、煮魚)。
ニシンにはみじん切りのタマネギとグレッデフィルと呼ばれる
クリームヨーグルト、それに茹でたジャガイモ。キャビア、オリーブ、
ラッキョウなど。
二回目…酢を入れて茹でたサケ、燻製サケ、サケやエビの入ったサラダ、
ゆでエビ、キャビアののったゆで卵、トマト・サラダ、マリネしたアスパラ、
チーズ、メロン、肉ハム、マヨネーズなど。
三回目…フルーツ・サラダ、チキン・サラダ、鳩のパテ、チキンレバームース、
ウナギの燻製、ローストビーフ、ラム肉燻製、ハム、ピクルス、赤かぶ、
ソーセージ各種、パテ、トナカイ燻製など。
四回目…ソーセージ、ミートボール、魚介類のグラタン、ニシンのグラタン、
アンチョビ料理、牛肉のステーキ、オムレツ、ゆでたジャガイモなど。
五回目…フレッシュ・フルーツ、フルーツ・サラダ、ケーキ。
それに締めくくりはコーヒーで。