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2005年1月、アイスランド出身のソルヴェイグ・アンスパック監督作「陽のあたる場所から(原題:Stormy Weather)」が日本に上陸。
フランスやアイスランドの情景をバックに、2人の女性の心の絆が激しく、やさしく、美しく描き出されている作品である。
ドキュメンタリー作品を手がけていたアンスパック監督は、大学時代、心理学を専攻。臨床心理学を学んでいた時に出会った実話をもとに、今作品を創り上げたという。
精神科の研修医であるコーラは、心を閉ざした身元不明の女性患者の担当医となった。いくらコーラが話しかけようが、女性はまったく反応を見せなかったが、次第に2人は心を通わせていく。ある日女性の身元が判明すると、女性は故郷へ強制送還されてしまう。アイスランドから失踪していたロアという女性だった。
ようやく心を開きかけていたロアを救えるのは自分しかいないと、コーラは一人でアイスランドへ旅立つ。“ただこの人を救いたい”という一心でフランスから遠く離れたアイスランドまで行ってしまう一途で純粋な女性研修医の強い気持ちに、見ている方も胸を打たれるに違いない。
研修医コーラを演じるのは、カンヌ映画祭主演女優賞を受賞したことのあるエロディ・ブシェーズ。心を閉ざし、話すことをやめてしまった女性ロア役には、今作が演技経験初というディッダ・ヨンスドッティル。本職は詩人で、アイスランドでは雑誌や新聞、ラジオなど各メディアを通じて多数の詩作品を発表しているとのこと。
アンクパック監督がアイスランドでロア役の女優を探している時、なかなかぴったりの女優が見つからずガッカリしていたところに、喫茶店でばったり遭遇したのがディッダ・ヨンスドッティルだったという。
とても寒さをしのげそうにないコートをはおり、髪の毛はボサボサという風貌を見た監督は「彼女こそロアだ!」と思い、出演を依頼したというエピソードがある。
言葉を口にしないロアの心理状態を表現しているかのような音や情景も必見。
「陽のあたる場所から」は2005年、日比谷シャンテシネにて公開予定。
◆2003年カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品
「陽のあたる場所から」(原題:Stormy Weather)
2003年/フランス=アイスランド=ベルギー/90分
配給:ビターズ・エンド
後援:フランス大使館文化部、アイスランド大使館
◆公式サイトはこちら!
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