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日本にとってうれしい贈り物がフィンランドからやってきた。それは多くの日本人がこよなく愛し続け、珍重されている秋の味覚の王様「マツタケ」。
スウェーデン産マツタケとは10数年以上ほどお付き合いがあるが、今年はフィンランド産も輸出されることになった。
日本の森林では最高でおよそ1200万キログラムものマツタケが収穫できた時代もあったが、現在では年間たった10万キログラムしか採れなくなっている。そのため非常に高価な食材
となってしまった。ちなみにマツタケは乾燥した砂地の松の木林に生息。天敵は森林伐採である。
フィンランドでのマツタケ・ブームは今年始まったばかり。フィンランドの森林研究機関METLAが調査を実施している際、偶然マツタケの存在が明らかになったという。おそらくマツタケはフィンランドの森林地帯にずっと以前から生えていたと考えられており、地域によって多少の違いはあるものの、フィンランドでの年間マツタケ収穫率は“かなり良い”ということも判明。
現在のところ、コウボラのような南部地域で発見されており、カイヌーやラップランドなどでもたっぷりと見られるとのこと。
今後フィンランド産マツタケが日本で多く見られると思いきや、マツタケの輸出を“妨害”する問題が発覚してしまった。調査対象になったマツタケから高い数値の放射性同位体のセシウム137が検知
されたのだ。チェルノブイリ原発事故から20年、森林植物にはいまだに放射性のものが高い濃度で
残っている場合があるという。そのため、フィンランドではEUの定める安全基準を超えないように、日本へのマツタケの輸出を制限することになった。
フィンランドの食品安全委員会は、マツタケを調理する際、充分に気を配って前処理する必要があるとアドバイス。よく洗い流したり、茹でることによってセシウムの数値は70〜80%ほど削減することができるという。
今多くの日本人観光客でにぎわうフィンランド。フィンランドのレストランではシェフ自慢のマツタケ料理が味わえるという。日本ではなかなか堪能しにくい秋の味覚が意外なところでいただけるチャンスだ。
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