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Photo by Morten Jerichau
(Wonderful Copenhagen)
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人口約543万人、九州とほぼ同じ大きさのデンマーク。公用語はもちろんデンマーク語という固有の言語が存在するが、デンマーク国内でも地域によって方言がある。
しかし残念なことに、その方言がなくなりつつあるという。
コペンハーゲン大学で方言の研究を行っているTore Kristiansen教授によると、国内人口のうち方言を話すことができる人は20%にも満たないとのこと。
デンマーク人は言語にある違いや変化への意識が低い、もしわからない発音やスペルがあっても、ちらっと辞書で調べて終わりという傾向があるという。それが方言を消滅へと導くすべての原因ではないが、特に若い世代で方言を聞くことがなくなってきているのは事実。そして、方言を使わない親のもとで育った子供たちはまた方言を知ることがなく、標準語で育っていくことになる。
ユトランド半島南部やフューネン島の一部の地域ではまだ独自の方言が残っているが、今後どうなるかは不明。標準語化していく可能性は大だという。
近隣のノルウェーやスウェーデンも独自の母国語を持っている。比較してみると、どちらの国もテレビやラジオといったメディアの中でも、その地域の言葉が使われているという。
しかしデンマークでは標準語が独占。その影響もあってか、学校で友達と話す会話も自然と標準語になっているのではないかとKristiansen教授は分析している。
たしかに現代のデンマーク人は標準語を好む傾向にあるが、だからといって方言の大切さを忘れているわけではないという。
方言には何ともいえないノスタルジックな暖かさがあり、方言の大切さは国民の心にも響いている。
デンマーク文化を支える大切な遺産として後世へ伝えていかなければと訴える声もあがっている。
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