|
ノルウェーとウィンタースポーツの関係は世界中を見渡してみても、密接で活発なイメージがある。環境にも恵まれており、冬季五輪やワールドカップといった世界大会の開催地としても常連の国。ノルウェー人選手の活躍は著しく、五輪で獲得したメダル数でノルウェーを上回るのは旧ソビエト連邦だけだという。
国土の大半が雪や氷で覆われてしまうノルウェー。ウィンタースポーツを満喫しようと思えば、仕事の後の少しの時間でも充分に楽しめる。
スキー・コースは全国に2500ヶ所、ジャンプ場は約600ヶ所という規模。
スキーはテレマークという土地で生まれ、昔から人々の一般的な交通手段だった。
「ノルウェー人とスキー」の関係は深く、長い伝統を誇っている。
しかし、ノルウェーのスポーツ用品店の企画でリサーチ会社が最近実施した世論調査によると、「ノルウェー人とスキー」の密接な関係を覆すような非常に興味深い結果が出た。
なんと、ノルウェー人のおよそ40%の人が「一度もスキーをしたことがない」と回答。
女性では40%、男性では32%の人が、クロスカントリースキーやダウンヒルスキー、スノーボードなどをやったことがなく、興味もない。わざわざ“やろう”という気にならないというのだ。
今年で100周年を迎えたノルウェースキー協会(NSF)のSverre Seeberg会長も「約40%がスキーをしない」という結果に驚きの表情を見せたという。会長は、それならたとえば人工雪で年中スキーができるような施設を造るなどして、スキー人口増加のために国がもっと力を入れるべきだと主張している。
ここ近年続く温暖な冬の気候もスキーへの興味が薄れてしまっている原因のひとつともいえる。
|