
Flower 2008 by Fujiwo Ishimoto |
フィンランドのデザインミュージアムにて、日本生まれのアーティストでデザイナーのFujiwo Ishimoto(石本藤雄)の作品展「Uniflora」が6月初めより開催されている。
フィンランドのテキスタイルメーカー大手のマリメッコ社でのテキスタイルプリントデザイナーとしての活躍とともに、陶芸家としても名前を知られるIshimotoの、“花”をテーマに描いた作品が披露されている。
Ishimotoは1941年、愛媛県生まれ。東京芸術大学でグラフィック・デザインを専攻。
卒業後は広告デザイナーとして活躍していたが、スカンジナビア・テキスタイルに憧れを抱き、1970年、ついにフィンランドへとやってきた。
インテリアデザイナーのリストマッティ・ラティアが創設したDecembre companyにて4年間、ウィンドウ・ディスプレイやショルダーバッグといった様々な作品を手がけ、ここでマリメッコのキャンバスバッグのデザインに携わることになる。
マリメッコのデザインと出逢い、1974年よりマリメッコでテキスタイルデザイナーとして所属することになったIshimoto。彼のテキスタイルプリントの作品数は、今や300点にのぼるという。「Mattailla」や「Maisema」、「Sydantalvi」、「Kesasta kesaan」に見られるように、Ishimotoの作品には、“風景”や“風雨”といったものが表現されている。
Ishimotoが陶芸を始めたのは1989年。1989年から1年間、陶器メーカーのアラビア社に客員デザイナーとして陶芸に携わった後、陶芸を勉強するために1991年に渡米も経験している。
Ishimotoの作品のテーマは“自然”。風景や植物などをフォーカスしたデザインが多く見られるが、その中でもここ最近取り組んできたテーマが“花”。花は日本の文化の中でもさまざまな意味を持つ魅惑的なモチーフのひとつ。例えば花は女性に例えられたりする。
常に自然との共存というものを大切にするフィンランドで、日本の文化を備えたIshimotoが求め続けた“花”とは一体どのように描かれているのか。Fujiwo Ishimotoの「Uniflora」展は9月28日まで。
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